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2013年02月08日 金曜日 子どもの学力伸ばす『親力』って?     ( 啓新ブログ )

昨日のニュースでスウェーデンの特集を見ました。その中で、駐日大使の方の「競争がより良い組織をつくる」というコメントがありとても印象に残りました。
スウェーデンではキャリアアップ、スキルアップのための教育体制がきちんと整備されているそうです。そのため会社においてよりステップアップしていきたい人はどんどん勉強する機会を得ることができるのです。組織の中で、まわりより高みを目指したいと思う競争心理は個人個人の能力が引き出される大きな原動力となります。
しかし、ここ数年の子どもたちはより高みを目指すよりは、「無理してまで勉強をしない・進路決定はそこそこのところで妥協する派」が増えてきたことを感じます。自分のステップアップよりも、単純に辛く苦しい勉強から逃げたい一心なのでしょう。彼らからすれば、スウェーデンの人たちのように、ステップアップのために大人になっても学び続けるなんて信じられないかもしれませんね。

『自分の夢に向かって必死に勉強する派』が肩身の狭い思いをしなくても良いような時代になってほしいと思いますし、そうなるように子どもたち一人ひとりと向き合っていきたいと改めて強く思いました。

〜子どもの学力を伸ばすために親ができる事〜

1つめ・・・

子どもたちの学力伸張に親の情報収集力が大きく影響します。子どもたちの情報収集のアンテナはとても小さく、かつある一定の情報しかキャッチできないような低い感度です。そのアンテナを大きく張り巡らし、様々な情報をキャッチできる感度の良いものに出来るかどうかは親にかかっていると思うのです。

親は子供からすると一番身近な社会の窓口なのではないでしょうか。大人になるとどんな日常生活になるのか?どんな楽しいこと・辛いことがまっているのか?そんなことを子どもたちが初めて身近で垣間見るのが親の姿からです。

中学生ぐらいになり、親のことを「ウザい」などと言うようになっても親からの言葉や、家庭内での会話は子どもたちに大きく影響しています。塾に来る子どもたちも、「今日親がこんなことを言っていた」ということをよく話します。「ウザい」なんて言って聞いてないようで聞いているものです。ですから親がどんな情報を持ち、どんな内容の話をしているのか?というのは子どもたちにとって将来を考える上での大きな情報源なのです。何気ない日常生活の会話が子どもたちの進路選択、そして進路につながる学習活動に影響を及ぼすのです。

目の前の学習に対して一生懸命取り組んでほしいと願うのは、どの親御さんも同じ思いのはず。まずはどんな些細なことでも良いので一生懸命取り組んでいる姿を見せたり、その様子を日常生活の中で伝えるようにすることが子どもたちの姿勢を変えていく一番の方法です。


2つめ・・・

よく面談などで保護者の方に「私も勉強できなかったから、うちの子もそこそこしかできなくても仕方ないです」と言う言葉を聞きます。しかしこの考え方は間違っています。

学習ができるかどうかはDNAで決まるものではなく学習環境によるものだと思うからです。どのような教材を使うのか?どのような学習方法があるのか?どのような進路選択があるのか?など学力を伸ばすための方法をより多く知っていれば子供の性格にあわせた学習環境を整えてあげることができます。

スポーツの世界でも名コーチと呼ばれる人の全てが名選手であったわけではありません。過去に自分が出来なくても、今ある新しい方法を示し、より良い学習環境を整えることは出来ます。学力を伸ばすのは親の学力ではなく、その子にあった学習環境を用意してあげられるかです。その環境整備のためにも情報収集は大切です。

子どもたちを取り巻く学習環境は時代と共に大きく変わってきています。2,30年前より大学が増え、大学進学者も増えました。また、大学に行ったからといって就職できる時代でもなくなりました。親が歩んできた道筋を子どもがたどったとしても親と同じレベルの生活を送ることが出来るわけではありません。自分がこうだったから、子どもにも・・・は通用しません。だからこそ情報が大切なのです。

また、環境の変化の一つとして今の子どもたちは私たちと同じように学生時代を過ごしていますが、ゆとり教育時代を過ごした子どもの身に付いている学力レベルは昔と全く違うということが言えます。

都道府県名が言えない中学3年生がどれほどいることか。私たち親世代からすれば「中学生だったら特に勉強しなくてもこれぐらい知っていて当たり前」という一般常識的な事柄でも、彼らにとっては必死になって学ぶべき対象であることが多々あるのです。

また、定期テストにおいても昔とは質が違いますから、親世代の感覚からすればマイナス50〜70点ほどして考えなければいけないのが現実です。つまり子どもが5教科で350点とってきたら、昔の280〜300点ぐらいということです。このような実際的な「ギャップ」なども必要な情報です。

子どもたちの現状をつかみ、今後に必要な環境を整える―これが学力伸長に必要なことだと思います。私たちも一つでも多くの情報を提供していきたいと思います。

大谷 詠子

担 当

小学生 中学生 

教 科

国語・英語・社会

自己紹介

岐阜県岐阜市出身。岐阜市内と上越市内の大手進学塾で勤務し、集団指導で小学生から高校生までの子どもたちを指導してきました。  学生時代に塾講師のアルバイトをしたことがきっかけで、多くの子どもたちと触れ合うことができ、子どもたちが学習を通して、成長していく様子を目の当たりにできる「塾の講師」の仕事に魅了され、学生時代のアルバイトを含め、10年以上塾講師をしてきました。  子どもたちにとって、勉強は辛く、苦しいことが多くありますが、しかし、学生時代に積み重ねた知識と学習を通して得た「学ぶ」という経験は誰にも奪うことが出来ない「財産」となります。長く続く子どもたちの未来に、一つでも多くの「財産」を創る支えになりたい、そして、子どもたちが大人になったとき、「人材」ではなく、社会から必要とされる「人財」となってほしい、そんな想いを胸に、これからも一人でも多くの子どもたちの指導をしていきたいと思っています。  また、保護者の皆様とは塾に来ている時だけでなく、家庭での学習方法も含めてお子様の学習についてお話合いをしていきます。お子様の未来を創る同志の一人として、ともに歩ませていただきたいと思います。

 

 

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