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2017年06月02日 金曜日 『生きるための学習』−漢字     ( 啓新ブログ )

今日は朝から、ひどいお天気ですね。息子を幼稚園まで送りましたが、ちょっと歩いただけで足元はびちゃびちゃに・・・(-_-;)。6月に入り、梅雨入りも間もなくのようですね。爽やかな心地よい時季は本当に短いものです。ジメジメ、ムシムシとしたお天気は体調管理が難しいものです。皆さんもお体にお気を付けください。

上山中では一番乗りで定期テストが終わりました。週明けからは答案の返却が始まります。今回はテストまでの期間が短かった割に範囲が広く、対策に苦心しました。中学1年生は、小学校までのテストとは全く異なる環境の中で、中には「初めての『テスト勉強』をした!」なんて声もありました。各教科のワークに加え塾の課題、小テストとやることが盛りだくさんでテスト直前にはいっぱいいっぱいになっている子もいました。

中学1年生だけでなく、この春から初めて塾通いをした中2・3年生の塾生もテスト前は毎回ぐったりとした様子でしたが、昨日の授業ではちょっとホッとしたような表情でした。まだまだこれからテストを迎える小針中、附属中、高志中等の生徒さんはテスト前、最後の週末です。きっちり学校のワークを仕上げ、各教科の弱点単元の総復習をしてもらいたいと思います。

中学生の定期テストや模試の結果を見ていると、改めて小学校時の漢字練習・計算練習の大切さを痛感します。特に漢字の学習においては、どの小学生もひたすら漢字ドリルの漢字や熟語を書き写すことに精を出していますが、覚えたはずの漢字がドリルとは違う熟語や例文で使われると途端に書けなくなってしまいます。

昨年から塾に通っている子どもたちには、現在、前学年の復習テストを行っていますが、読み取りはそこそこできていても漢字がからきしできていないなんてことは多くあります。間違えたものを辞書で調べて×なおしをさせると、とんでもない漢字を書きます。昨日も「コイに負ける」という問題を間違えた生徒に×なおしをさせると、「恋」や「鯉」を書きました。

漢字の中には同じ音を持つ字がたくさんあるものがあります。その中で文意に合った字を見つける必要がありますが、「意味に合わせた文字を使う」という学習を日常的に行っていない、ひたすらドリルの文字を写すだけ、という学習をしていることが分かります。

また、漢字を書く際に、トメ・ハネ・ハライを意識せず、取りあえず形が何となくあっていればOKという学習をしている子も多くいます。小学生時に「きちんとした文字をかく」「意味に合わせた漢字を使う」ことを意識しないで学習している生徒は中学に入っても同じような文字を書いたり、意味を考えないで音だけで文字を「当てはめる」という「作業」をしたりします。漢字は一つ一つ、一画一画に意味があります。小学校で毎日のように出される漢字ドリルの宿題を、「ひたすら文字を書き続ける『作業』だ」と思って取り組んでいると、中学に入ってからのテストで、せっかくの得点源である漢字で得点を落とすことになります。

『小学校のときは漢字テストは良かったのに中学に入ったら全くダメで・・・」なんてことになるのには、小学生時代の取り組み方が原因と考えられます。漢字練習がひたすらノートを埋めるだけの『作業』であれば、その作業が終了した時点で、本来意味を持っているはずの「漢字」はただの「図」や「記号」と化します。当然のことながら得点とならないのです。

漢字がしっかり書けるか書けないかは、国語の得点だけでなく、国語以外の教科への影響も大きいです。中学3年生の模試の答案を見ると、理科や社会、英語でも漢字のミスで失点する生徒が意外に多くいます。理科や社会の用語での漢字のミスは、「漢字のもつ意味を捉えていない」ことが原因です。最近では数学の定期テストでも、「ことば」を答えさせる問題が多く出題されますが、もちろん漢字のミスは×となります。さらに、漢字をきちんときれいに書かない生徒に共通することに「漢字がどんどん変化していく」ことが挙げられます。きちんと書かない生徒は何回も書いているうちに正しい形を忘れてしまい、なぜだか独自の変化を遂げるようです。

現在のように、スマホやタブレット、パソコンなどが主流の時代でも、『文字を書かないで済む』なんてことはありません。お習字の先生ほどの美しい文字を書けとはいいませんが、最低限の美しさは求められますし、様々な機器を使用する時もきちんと漢字を理解していなければ正しく変換することもできません。小学生までの基本的学習事項は、社会人になったときに求められる最低限のスキルとなります。つまり、小学生時代の学習というのは、子どもたちが「生きるために必要な最低限の知識」となるということです。

スポーツも遊びも大切な時期ではありますが、基本的な学習を『作業』にさせないようにすることは大切ではないでしょうか?少なくとも、高校入試では、小・中の6年間分の学力が問われます。「学習に力を入れるのは中学から」ではないと思います。

ちなみに、多くの中学生が間違えて覚えている漢字として、「寒」「達」が挙げられます。正しく書けるか一度お子さんに尋ねてみてください。

大谷 詠子

担 当

小学生 中学生 

教 科

国語・英語・社会

自己紹介

岐阜県岐阜市出身。岐阜市内と上越市内の大手進学塾で勤務し、集団指導で小学生から高校生までの子どもたちを指導してきました。  学生時代に塾講師のアルバイトをしたことがきっかけで、多くの子どもたちと触れ合うことができ、子どもたちが学習を通して、成長していく様子を目の当たりにできる「塾の講師」の仕事に魅了され、学生時代のアルバイトを含め、10年以上塾講師をしてきました。  子どもたちにとって、勉強は辛く、苦しいことが多くありますが、しかし、学生時代に積み重ねた知識と学習を通して得た「学ぶ」という経験は誰にも奪うことが出来ない「財産」となります。長く続く子どもたちの未来に、一つでも多くの「財産」を創る支えになりたい、そして、子どもたちが大人になったとき、「人材」ではなく、社会から必要とされる「人財」となってほしい、そんな想いを胸に、これからも一人でも多くの子どもたちの指導をしていきたいと思っています。  また、保護者の皆様とは塾に来ている時だけでなく、家庭での学習方法も含めてお子様の学習についてお話合いをしていきます。お子様の未来を創る同志の一人として、ともに歩ませていただきたいと思います。

 

 

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